スペシャリスト同士で化学反応を

牛久 祥孝
Chief Research Officer

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ENGINEER

RESEARCHER

CONSULTANT

MESSAGE

プロフェッショナルである領域の多様性を重視する

まず私からのメッセージをお送りする前に、私の肩書についてご説明しないといけないかもしれませんね。私は別の新興企業研究所で研究グループを主宰しながら、こちらでも最新の研究成果を社会実装するためのお手伝いをしております。

Ridge-iで重要視したいのは、それぞれがプロフェッショナルである領域の多様性です。この会社には、多様なバックグラウンドと多様なキャリア志向をもつ人材が集まりつつあります。私は大手企業研究所の研究員や大学の教員を経て、それぞれが第一線のプロとして遺憾なく能力を発揮しあう環境を実現したいと思い、Ridge-iを含めた2つの新興企業で働いています。他にも、博士号を取得してビジネスの現場を選んだ者や文系出身でもエンジニアとして活躍する者など、多様な社員がそれぞれの形で活躍しています。異なる能力を高めたメンバー同士の化学反応による高み(山の峰=Ridge)を社内で実現し、それぞれの現業で活躍されているクライアントの皆様ともより高いRidgeを生み出していくことが、Ridge-iの価値を最大化するために必要不可欠な取り組みなのです。

従って、コンサルタントとして、エンジニアとして、マネージャとして、セールスとして、またそれぞれのスペシャリストやジェネラリストとしてのキャリアを縛らないこと、どのようなキャリアにもそのプロフェッショナルとしての評価とステップアップの機会を提供することが、我々が組織として社員の皆さんと取り組むミッションになります。私はパターン認識と呼ばれる分野の研究者ですが、そうした領域に限定することなく、お客様の困難を最新技術でどう解決できるか、その営みにメンバーの一人としてどう貢献できるのか、日々考えながら働いています。この領域のプロとしてありたいという強さ、目的に基づいてアプローチを変えられる柔らかさ、その両方をもった多様な人々と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

CHARACTER INFO

画像を人の言葉で説明する画像キャプション生成技術によって博士号を取得した後、NTTコミュニケーション科学基礎研究所でメディア認識の研究に従事。

東京大学 情報理工学系研究科に講師として着任し、学部生から大学院生までの講義を受け持ちつつ、研究室でも画像処理と自然言語処理の融合領域を中心とした研究指導にあたる。

2018年からはオムロン サイニックエックス株式会社に創立時メンバーとして参画、現在はパーセプション(画像など人間も知覚するような情報)の処理を専門とする研究者のグループのPI(研究責任者)。

また、国立研究開発法人産業技術総合研究所の客員研究員として知覚情報と自然言語情報の融合領域の研究グループに参加しているほか、コンピュータビジョン勉強会@関東の幹事も務めている。