PROJECT リッジアイの現場で使えるAI開発事例
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RIDGE DUAL AI - 地理変化や紛争地域の把握
AI開発・MLOps設計
R&D
宇宙・衛星
環境
無償・安価な低解像度の光学衛星画像と、高価な詳細な高分解能画像を組み合わせて分析するAI（物体検出・変化検出）ソリューション「RIDGE DUAL AI」を開発しました。 大局的な変化を高速で把握しつつ、詳細な変化検出が可能で、衛星データ利用負担を大きく減らすことができます
プロジェクト概要
- 無償・安価な低解像度の光学衛星画像と、高価だが詳細な高分解能画像を組み合わせて分析するAI（物体・変化検出）ソリューション
- AI × 衛星データ × 地理変化 で効率的な地理変化の解析を行う
開発の背景
大規模な地物の変化解析を行う際は、衛星画像のコストと適切な分解能の両立が課題となります。
高価な高解像度衛星画像を多数入手する場合、コスト負担が大きい一方、安価な低解像度画像では詳細な情報が得られないため、専門的な知識がないと活用が難しい側面がありました。
RIDGE DUAL AI とは
安価な低解像度光学衛星画像によるマクロ分析AIを活用して詳細分析エリアを抽出し、高価な高解像度光学衛星画像によるミクロ分析AIによる詳細解析を行い、建物等の物体検出や変化検出をすることで、大局的な変化を高速で把握しかつ詳細な分析も行うことができます。
今後増え続ける多様な分解能の衛星画像をAIにより最適な選択が可能なため、ユーザーの衛星データ利用の費用及び分析工数の負担を大きく減らし、宇宙開発利用のすそ野を広げる効果があると期待されています。
活用実績
これまでに複数の官庁・企業に活用され実用段階にある。今後も環境問題・災害対策、SDGs分野などでの利用が期待されます。
- 国土地理院での地図更新業務試行
- NHKの番組作成における紛争地域での被害状況の把握(2022年4月17日放映 NHKスペシャル「忘れらゆく戦場～ミャンマー 泥沼の内戦～」)
受賞歴
第6回 宇宙開発利用大賞において「国土交通大臣賞」を受賞しました。
▼ 第6回宇宙開発利用大賞について（外部リンク）
▼ 弊社事例「大規模地物変化検出AIによる地理変化や紛争地域の分析活用」
