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スターミュージック・エンタテインメント社のM&Aについて

2024年6月6日 CEO・IPO

本日Ridge-iとして初のM&Aを行い、スターミュージック・エンタテインメント社をグループインしました。

デジタルマーケティング業界の雄で、ショート動画・音楽制作などで多くの実績があります。
(BtoBで昨年度 売上18.9億円、営利1.3億円。所属クリエイター1200人)
 
今期カスタムAI事業の業績が順調な中で、中長期的成長を見据えた一手としての投資となります。
M&A候補として1)AIと親和性が高く、高成長が見込まれる業界の優良企業 と 2)カスタムAI事業の補強のための開発会社
の二つを中心に探っておりましたが、今回1)のディールがまとまりましたので実行いたしました。

もちろんRidge-iのカスタムAI事業が引き続き本業かつ、最も重心を置いて社内のリソース展開をしております。

今回のM&Aの狙いは主に3点です。
 
・多目的なAIコンサル開発企業からの脱却
競合が増えていく中、強みを持たないAIコンサル開発では「多目的は無目的」になってしまい、業界知見の深掘りが必須です。
AIと相性が良い領域・伸びている市場・優良企業の掛け算でM&A候補の検討をしてきていました。
今回のM&Aにより全ての企業の共通テーマでもあるマーケティングに関して第一線の業界知見を獲得することができ、ソリューションの深みが増します。

・デジタルマーケティング領域と AIの可能性
CyberAgentのAIチームが日本4位(※1)であり、またGoogleも広告アルゴリズム開発に多数のデータサイエンス人材がいます。
デジタルマーケティング領域は最もAI研究・活用が最も進んでいる領域で人材も豊富です。この事業に精通し、研究テーマを立ち上げることでAI開発力が加速する可能性が高いと踏んでいます。
具体的な戦略および開発計画はさすがに開示できないので割愛します。
 
・M&A経験値と投資胆力
社長も上場もM&Aもやってみないとわからない世界です。
今期順調なので、リスクを考えたら、「現状維持」「やらない」という選択肢もありえます。でも、中長期成長を考えたらやらないとジリ貧になりうる。ここで悶え苦しんでました。
でも、創業社長らしく「先読みできる不要なリスクはもちろん潰すが、順調な今だからこそ投資するべき。」
こんな覚悟を決めて、挑んでいます。

全身全霊で良いM&Aとして成功させるべく頑張っていきます!
 
 
 
※1 サイバーエージェントIRページ; Thundermark Capital「AI Research Rankings 2022」