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Ridge-iとJSI、高解像衛星画像使用事業における協業開始 ~衛星データへのAI解析研究開発・事業展開を本格始動~

2020年2月5日 プレスリリース

AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳原 尚史、以下、リッジアイ)は、日本スペースイメージング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:上田 浩史、以下JSI)が提供するダイナミックモザイク2019を用いた協業を行うことになりました。これによりこれまで取り組んでまいりました衛星リモートセンシングデータへの AI ・ディープラーニング技術活用への研究開発、事業展開を本格的に開始いたします。

ダイナミックモザイク2019は離島・北方領土を含む日本全域を網羅し、50cm解像度相当、かつシームレスな画像接合による日本全国のベースマップです。リッジアイとJSIは本データを利用したディープラーニングをはじめとする画像解析を行うことで合意いたしました。リッジアイはこれまでも衛星画像データの解析事例が多数あり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの解析依頼で、北海道胆振東部地震による土砂災害が発生した地域をディープラーニングで検出(Mean IoU 80%超)した実績があります。(※)

人工衛星による災害観測においては、浸水や土砂災害などの災害発生箇所の推定は、取得した衛星データを元にしながらも最終的には人の手や目により必要な情報を抽出していました。しかし、近年の地球観測衛星の増加や高性能化により、衛星から得られるデータは爆発的に増加しており、この大量なデータの中から、人間の能力では容易に得られない情報を迅速に抽出するための技術開発が求められています。衛星画像データの解析技術の発達、さらには活用実績、検証が本格化し、近年多く起こっている自然災害対策への解析データの活用やその他多くの産業分野へ貢献できる可能性が高いと考えられます。リッジアイは本データの利用により、衛星データへのAI解析の研究開発、事業展開を本格的に開始し、実社会において実用可能な技術の開発、新産業の創出をさらに加速してまいります。

今回の協業においてリッジアイ保有の技術力とJSI提供のデータにおける様々なシナジーを皆様へ提供できますよう両社の協業関係を最大限に活かし邁進してまいります。

 

※リッジアイ 衛星画像活用事例
土砂災害 検出AIの開発と解析をJAXAから受託。光学衛星画像から高精度で検出しました。

事例

プレスリリース(PDF)はこちら