AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 柳原尚史、以下リッジアイ)は、オリックス株式会社 (本社: 東京都港区、社長: 井上 亮、以下オリックス)と、グローバル・ブレイン株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 百合本安彦、以下グローバル・ブレイン)、スパークス・グループ株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 阿部修平、以下スパークス)を引受先とする第三者割当増資により7.8億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。これにより当社の累積資金調達額は約15.3億円となります。
引受先企業様
■調達の背景と目的
リッジアイは、AI・ディープラーニング領域において、社会課題・顧客課題に向き合い、最先端の技術を駆使して解決し、新しい社会を創造するテックイノベーションファームです。戦略立案、現場を見据えたコンサルテーションに始まり、導入効果のアセスメント、ニーズに合わせた高度なカスタムAIの開発、導入から顧客による自走化までをワンストップで提供することで、これまで様々なプロジェクトを高い成功率で実稼働に導いています。また社会課題・SDGsに対しても積極的に取り組み、衛星画像による土砂崩れ解析AIなど、技術を活かした新しい社会の可能性を発信しています。
今回の資金調達は、これまで培ってきたAI技術と導入知見を、より多くのニーズへ届けられるように、プロダクト・AIエンジンの開発体制の強化およびその販売体制を構築するための事業戦略ラウンドと位置づけています。また、社会課題・SDGsに対する宇宙開発・衛星解析事業は投資フェーズであり、今回の調達により財務基盤を強化することで、より積極的な発信と研究開発を加速し、ニーズの創出を狙います。
■調達した資金の投資先
- 高度なカスタムAIの開発・提供の加速化
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- AIプロダクトの開発体制の拡充、販売展開の強化
- 計算資源の強化
- 少数データによる精度向上技術など、AIのコア技術の研究開発
- パートナー企業との強みを活かした、AI x αの共同ソリューション開発
- 社会課題解決に向けた、衛星画像解析AIを中心とした技術・サービスの開発
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- 衛星画像を使ったAI解析のポータルサービスの提供
- 土砂崩れや海の汚染など自然災害リスクに対する環境モニタリングAIの開発
- 人流動向や行動分析など社会活動モニタリングAIの開発
- 衛星画像解析に特化した、画像処理・信号処理技術の研究
- 衛星とドローンを組み合わせた、統合的な画像解析ビジネスの展開
- 優秀な人材採用による組織力強化およびR&D研究の推進
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- 採用活動の強化
- 点群データ処理、マルチモーダル技術など、AIの次を見据えた新たな研究開発の加速
- 大学との共同研究(東京大学と建築情報学について連携)
■オリックスとの業務提携について
オリックスの、グループ内のAI技術の利活用を推進するために、リッジアイの強みであるAI・ディープラーニング技術と課題解決力を組み合わせて、生産性の向上や業務効率化を図ります。また多角的な事業を有しているオリックスならではの専門性を取り入れながら、実用的なAIソリューションの提供を目指します。
■各社からのコメント(五十音順)
オリックス株式会社 業務執行役員 法人営業本部副本部長 戦略営業担当 石長 浩之
顧客の本質的な課題を明確にするコンサルティング力と、画像・信号処理技術や少数データでも実用可能な機械学習技術など非常に高度な技術力を有し、製造業や情報通信、インフラなど幅広い分野の企業や公共団体に対して豊富なソリューションの実用・導入実績を持つリッジアイと、今回の資本業務提携を開始する事ができ大変嬉しく思います。
今後、中長期に渡るパートナーとして、オリックスグループ内のAI利活用を推進してまいります。加えて、両社の強みを生かし、映像データを活用した新たな商品・サービスを開発し、全国の企業に対して経営課題の解決となる実用的なAIソリューションの提供を目指します。
グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本 安彦
このたび、前回に引き続きRidge-iへ出資させていただけたことを大変嬉しく思っております。
グローバル・ブレインはRidge-iの、最先端技術を活用した社会課題解決という活動理念に強く共感するとともに、それを実現させる優秀なチームを高く評価し追加出資を決定いたしました。今後、Ridge-iの更なる成長実現に向けて、引き続き弊社より事業開発や知財戦略など多面的な成長支援を行ってまいります。
スパークス・グループ株式会社 代表取締役社長 グループCEO 阿部 修平
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業はますますDXやAI活用を主とする新しい働き方への変化を求められています。自動車等の製造業や、プラント業、インフラ業等日本の根幹を支える産業でもAI導入が急がれますが、小さなミスが大きな事故や損害に繋がりやすいという業界故の導入の難しさも依然残ります。
Ridge-i社は、こうした顧客企業のAI導入課題を正しく理解し、実効果あるAI活用方針策定とその実現のための技術力を持つ数少ない会社です。また、衛星データ解析AIを用いて公共課題解決を目指す等、社会的意義の高いビジネスを展開する会社でもあります。SPARXは、Ridge-i社がこれまでの経験・技術力・視座の高さをもって、ウィズ/アフターコロナでの日本の産業の更なる飛躍を推進し、長きに渡って価値を発揮しつづけられるよう、応援してまいります。
▼株式会社Ridge-i(リッジアイ)について
リッジアイは、AI・ディープラーニング領域において、社会課題・顧客課題に向き合い、最先端の技術を駆使して解決し、新しい社会を創造するテックイノベーションファームです。特に、画像やセンサーデータの解析について、様々な技術とディープラーニングを始めとするAIを組み合わせた開発能力に強みを持ち、投資対効果が高く技術面において最適化されたソリューションの提供により、課題解決に取り組んでいます。顧客課題だけでなく、多くの社会課題に取り組み、JAXAより受託した土砂崩れ解析ディープラーニングでは第4回宇宙開発利用大賞 経済産業大臣賞を受賞。今後も技術の実用と研究の両立を追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高のソリューションを提供します。
会社名:株式会社Ridge-i
設立:2016年7月
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438
代表:代表取締役社長 柳原 尚史
事業内容: ① AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発
② 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発などによるプロダクトの提供
お問合せ:contact@ridge-i.com