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軽石の漂流状況を衛星データで可視化できるアプリケーションを公開~軽石漂着被害の把握や本土への漂着予測へ活用~

2021年11月5日 プレスリリース

 小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で噴出した軽石が漂流し、船舶航行や漁業に影響を及ぼしている問題に対して、AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 柳原 尚史、以下「リッジアイ」)は、衛星画像を用いて軽石の漂流状況を可視化できるアプリケーション『軽石ビューア』を公開しました。

図1:『軽石ビューア』を使って確認した軽石の漂流状況(Sentinel-2 ©ESA)

 

 異なる2つの日に観測された衛星画像を比較することで、沖縄本島での軽石の接近/漂着状況を可視化することができます。今回のアプリケーションは、下記URLから閲覧できます。

▼『軽石ビューア』の詳細はこちら
https://deep-space.ridge-i.com/insights/article-7

 例として沖縄県宜野座村周辺の海岸の変化を図2に示します。図の赤丸内で、10月26日から10月31日にかけて海岸線沿いに軽石のようなものが海岸に漂着している様子を確認することができます。

参考資料: Earth-graphy 「沖縄本島に接近・漂着している軽石の衛星観測情報 (続報)」2021.11.2 (JAXA)

 

図2:沖縄県北部の軽石漂流状況(視認性を高めるため画像処理を施しています)(Sentinel-2 ©ESA)

 

 今後関東地方にも漂流する可能性も視野に入れつつ、関東版のビューアも近日公開予定です。

 リッジアイは、地球上のあらゆる地点を観測できる衛星データとAIなどの最先端テクノロジーを活用し、ビジネス課題・社会課題の解決に向けた衛星データ解析の利活用推進を目指します。

▼株式会社Ridge-i(リッジアイ)
 リッジアイは、AI・ディープラーニング領域において、社会課題・顧客課題に寄り添い、現場に入り込んだコンサルテーションに始まり、アセスメント、開発、導入、顧客による自走化までを一元的に提供するテックイノベーションファームです。特に、画像やセンサーデータの解析について、様々な技術とディープラーニングを始めとするAIを組み合わせた開発能力に強みを持ち、投資対効果が高く技術面において最適化されたソリューションの提供により、課題解決に取り組んでいます。顧客課題だけでなく、多くの社会課題に取り組み、JAXAより受託した土砂崩れ解析ディープラーニングでは第4回宇宙開発利用大賞経済産業大臣賞を受賞。今後も技術の実用と研究の両立を追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高のソリューションを提供します。

会社名:  株式会社Ridge-i
設立:   2016年7月
所在地:  東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438
代表:   代表取締役社長 柳原 尚史
資本金:  15億3,500万円(資本準備金含む)
事業内容: ① AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発
      ② 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供
URL:   https://ridge-i.com
お問合せ: contact@ridge-i.com

 

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