SDGS AI for SDGs
AIを活用してSDGs/ESGの取り組みをサポートします
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SDGs/ESGに向けたAIの可能性と取り組み。環境モニタリングAI
リッジアイは、社会課題を最先端技術を活用して解決する、というミッションの、社会課題解決型スタートアップ企業です。これまでに衛星画像による土砂崩れの解析や、ドローンを使った海ごみ解析など、当社が開発・提供する環境モニタリングAIを中心に、SDGsの目標達成に向けて積極的に取り組んでいます。
SDGsの様々な分野にAIは相性がよく、特に 8.働きがいと経済成長、9.産業と技術革新基盤 にはAIによるスマートファクトリーの実現・業務効率化はすでに実績が出てきています。
こういった経済・産業用途に限らず、特にリッジアイが重点的に取り組んでいるのが環境分野です。
7.エネルギー問題、13~15.陸・海・気候 問題に対しては、私達がこれまで取り組んできた宇宙・衛星画像解析とも相性がよく、すでに様々な実績がでて、メディアにも取り上げて頂いており、AIの効果と相性の良さ、そして世間の関心の高まりを実感しております。
以下では、この環境・社会活動に対するモニタリングAIについて紹介いたします。
最近の活動 環境モニタリングAIへの注目が高まっています。
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2020年3月
土砂崩れ解析AI手法が学会採択・表彰機械学習の最難関国際会議NeurIPS2019のワークショップで発表
第4回「宇宙開発利用大賞」経済産業大臣賞受賞 -
2020年5月
コロナ対策ソリューション
NHK BS1スペシャルにて放送 -
2020年8月モーリシャス事故の衛星解析
Yahoo!ニュースにも掲載
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2020年8月
海ごみの量・種類をドローンで解析長崎新聞・NHKに掲載
リッジアイの取り組み 環境モニタリングAI・社会活動モニタリングAI
こういった社会課題を継続して解くためには、まず環境およびそれに影響を与える社会活動を「見える化=モニタリングする」仕組みを効率的に提供することが最初にするべきアクションと考えています。
リッジアイではカスタムメイドAI開発で、これまで培ってきた様々な要素技術を、環境モニタリングAI、社会活動モニタリングAIとして統合し、迅速かつ継続してソリューションを提供する仕組みを用意しています。
環境モニタリングAIの事業内容
これまでの実績として「土砂崩れ解析AI」で衛星画像から土砂崩れを起こした箇所を検出することに成功しています。モーリシャスの重油流出事故においては油膜の広がりをヒートマップで出力することに成功しました。
また、衛星画像使って直接対象物を判別・判読するAIはありますが、当社で新たに開発した「影除去AI」は、人間の判読作業を楽にするAIになります。衛星画像中の影で隠れているオブジェクトを再現し表示することに成功しました。こちらは嘘の情報で見た目を良くしているのではなく、影の中にうっすらと残っている本当の情報を使って再現していますので判読にも使えるものになります。
今後は、こういったAIをAPIとして地図判読アプリケーションに適用していこうと考えています。
その他にも、ドローン画像を使い、海ごみの種類と量を解析するAIも開発しています。
これらの活動は注目を集めており、「土砂崩れ解析AI」は、「第4回 宇宙開発利用大賞」経済産業大臣賞を受賞。また、モーリシャスの重油流出事故はYahoo!ニュースへ掲載、海ごみ解析事例については、NHK、長崎新聞など各方面で紹介いただいています。
持続可能なソリューション提供に向けて
しかし社会課題解決ソリューションの提供で最も大変なことは、そのソリューション提供自体が持続可能な仕組みであることを作るところです。社会課題を解くだけでは、助成金などに頼った形になりやすく、ビジネスニーズだけに頼ると受け身型で対応が遅くなってしまう。
こういったジレンマを解くためにリッジアイが考えているのが以下のビジネスモデルです。
公共課題とビジネス課題 両方のサイクルの実現に挑戦します。
このビジネスモデルのメッセージとして
- 社会課題・ビジネスニーズをできる限り共通の技術として解くことで、どちらが出発点でも技術が成熟し、知見も蓄積されていくようにコントロールし、社会としての共有知としていく。
- 様々な立場のプレーヤーとの関わりを重視し、課題を解くために関係者がそれぞれの強み・課題を共有すること
- データプロバイダーはマクロからミクロまでワンストップで対応すること。
といった特徴があります。
これまで、課題・データ・解析アルゴリズムがそれぞれ分散していることが、大きな課題と考えており、車輪の再発明が様々なところで行われていましたが、私達の環境モニタリングAIをきっかけとして、様々なプレーヤーへの声がけと賛同をいただいています。