AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳原 尚史、以下「リッジアイ」)は、株式会社バルカー(本社: 東京都品川区、代表取締役会長CEO 瀧澤 利一、以下「バルカー」)と資本業務提携しました。また、バルカーはリッジアイの既存株主から一部株式を取得したのでお知らせします。
2020年3月に経済産業省が公表した報告書※1より、中小企業を中心にAI導入済み企業は3%というデータが出ています。導入を阻む要因として「目的達成が困難そう」「費用対効果が得られない」「AIシステムを運用できる担当者が不在」という声が挙げられています。一方で、製造業やインフラ事業ではプラントの老朽化や人手不足などが課題として定着しています。
このたびの資本業務提携では、バルカーが保有する顧客課題・ニーズと、リッジアイのデータ解析技術およびAI技術の知見を活かして、新事業の開発およびセンシングデバイスなどの新規技術の開発などを迅速に行い、現場で安心・安全な操業を支えられるよう、両社の強みを掛け合わせ新サービスの創出に資する活動に注力していくものとなります。
※1:戦略的基盤技術高度化・連携支援事業(中小企業のAI活用促進に関する調査事業) 最終報告書より
各社コメント
株式会社バルカー 代表取締役会長CEO 瀧澤 利一
「この度、国内最有望のAIベンチャーの一つであるリッジアイと資本業務提携を締結できたことを大変有意義なことと思います。データを基軸にした事業活動の効率化や新たな価値創造は、プラント市場のみならず製造セクター横断的に、今後より一層重要になってきます。リッジアイ様と連携しながら、AIソリューションの創出を加速させ、H&S(注:ハードアンドサービス)企業への進化に引き続き取り組んでまいります。」
株式会社Ridge-i 柳原尚史
データ、AI・ディープラーニング技術、そしてビジネスニーズが組み合わさることで、革新的なソリューションが生まれます。プラントや半導体市場を中心に確固たる顧客基盤を持ち、様々なセンシング技術を保有するバルカー様は、データ解析・AI技術とその活用力に強みを持つリッジアイにとってベストパートナーであり、この度の資本業務提携を大変嬉しく思っています。伝統的な製造セクターにおいてはAIの活用はまだまだ揺籃期であり、新たな価値創造のポテンシャルは相当大きいと認識しています。今後、両社での連携しながら、新たなソリューションをお客様へ提供し、そして製造セクターの進化に寄与できればと強く考えています。
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▼株式会社バルカーについて
バルカーグループは、1927年の創業以来、社名の由来でもある「Value(価値)」と「Quality(品質)」に対するあくなき追求を続け、工業用シール製品、ふっ素樹脂加工製品のパイオニアとして、日本経済の発展を支えてきました。現在は、石油精製・石油化学・製鉄・エネルギープラント・自動車・油空圧機械・建設機械・半導体製造装置などさまざまな産業向けに配管・機器用シール材を扱う“シール製品事業”、ふっ素樹脂を軸に複数の機能を兼ね備えた製品を扱う“機能樹脂製品事業”、将来の成長が期待され、環境負荷低減に関連する“その他事業”の3製品事業を軸に展開しています。
会社名: 株式会社バルカー
設立: 1932年4月8日
所在地: 東京都品川区大崎2-1-1Think Park Tower24階
代表: 代表取締役会長CEO 瀧澤 利一
事業内容: シール製品事業、機能樹脂製品事業等
URL: https://www.valqua.co.jp/
▼ 株式会社Ridge-i(リッジアイ)について
リッジアイは、AI・ディープラーニング領域において、社会課題・顧客課題に寄り添い、現場に入り込んだコンサルテーションに始まり、アセスメント、開発、導入、顧客による自走化までを一元的に提供するテックイノベーションファームです。特に、画像やセンサーデータの解析について、様々な技術とディープラーニングを始めとするAIを組み合わせた開発能力に強みを持ち、投資対効果が高く技術面において最適化されたソリューションの提供により、課題解決に取り組んでいます。顧客課題だけでなく、多くの社会課題に取り組み、JAXAより受託した土砂崩れ解析ディープラーニングでは第4回宇宙開発利用大賞経済産業大臣賞を受賞。今後も技術の実用と研究の両立を追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高のソリューションを提供します。
会社名: 株式会社Ridge-i
設立: 2016年7月
所在地: 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438
代表: 代表取締役社長 柳原 尚史
資本金: 15億3,500万円(資本準備金含む)
事業内容: ① AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発
② 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供
URL: https://ridge-i.com
お問合せ: contact@ridge-i.com
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