明けましておめでとうございます。Ridge-i代表の柳原です。
今回は2022年、年頭の全社員向けメッセージです。学ぶ貪欲さと、行動から結果・事実を受け入れる柔軟さを併せ持った組織を実現し、Ridge-i全体がアップデートされていく1年にしていきます。
①急成長の1年。変わり続けるマーケット
1/5 年始の神田明神の初詣に行き、タクシーを乗ったところ、なんと全国に7台しかないタクシーに乗りました。幸先の良い一年です。
2021年度上期は大幅な増収・増益と、プロフェショナル事業の業績が急成長しました。
競合が増え続ける熾烈な市況に加え、リモートワーク、事業フェーズに対応した組織変更など、さまざまなチャレンジの中でも達成できたのは、ひとえに皆さんの献身的な協力と努力のおかげです。下期、そして来期に向けてさらなる成長するための事業戦略は別途共有するので、今日は改めてRIDGEのコンセプトと皆さんに期待することをお話しします。
創業して6年目。最先端の技術とビジネスニーズを組み合わせた最適解を実装し、新しい社会・ビジネスを作る、というコンセプトは、創業以来変わっていません。むしろ創業期に予想しなかったレベルでこのニーズがDXトレンドという形で高まってしまい、マーケットは常に人材の取り合いです。
しかし、よく見ると求められている人材はシフトしています。創業期は技術者に関心が集まっており、新卒AI人材が1000万円以上でも取り合いだったマーケットは平常化した反面、現在はビジネス側のリテラシーの高いデータ人材、DX人材・エバンジェリスト・ブリッジ人材などに集中が起きています。
ビジネスなのか技術なのか。このサイクルは3年くらいで常に揺れ動いています。そこに自身の価値評価を置くと戸惑うことが増えますが、一貫してマーケット評価が高いのは、実は技術・ビジネスの両方に共通する能力です。
②大事なのは「学び続ける」能力
マーケットのニーズは変わり続けますが、常に市場から重宝されるのは、この3つのRIDGEのコンセプトを満たす人です。
・先端技術のキャッチアップ、専門性を高める = 必要とされる能力を持ち、磨き、更新する。
・使える技術を広げる = 一つの道具で解けることは限られている。AIもその一つでしかない。
・他の専門性に関心を寄せる = 顧客、同僚、外部専門家に貪欲に意見をぶつける
一言でいうと、「学び続ける」能力 です。
これがマーケットで価値が高い人に共通する能力です。入社面接時には、かならずこの能力があるメンバーか見極めています。
入社面接や年末面談時にも「Ridge-iには良い人が多い」と言っていただくことが多いですが、この3つの属性がその印象を与えているのでは、と思っています。
そして「学び続ける人」を支えるのには環境も大事です。
③「朝令暮改」を恐れない環境に
「学び続ける」人たちが活躍するには、「朝令暮改」が大事な環境です。朝令暮改という言葉は、悪いイメージがありますが、VUCA時代にはむしろ、イノベーションの秘訣です
朝令暮改の逆の言葉として、「無謬性」が近い。しかし、これは正しい意思決定を求めるあまり判断を遅くし、そして間違いを認められず軌道修正ができなくなる。コロナ行政を見て、新しい状況に合わせて施策を変えられない事のデメリットを痛感しました。今の経営には不適切な言葉です。
しかしRidge-iにとっても他人事ではありません。組織が大きくなると立場が生まれ、一度決めたことを変えづらくなる。間違えたと認めづらい。言いたいことを上下に遠慮して言いづらくなる。こういったブレーキが随所に出たりします。
しかし、不確実性が高く、そして情報が全部出揃うことがそもそも稀な世の中。
自身もアップデートし、そして周りも変わるならば、昨日の正しい判断が、明日は間違っていることは当然出てきます。考え尽くしても、最後にはエイヤ!でスピーディに取捨選択を決めて実行するスピードの方が大事な時が多い。
経営にあたり、できる限り最善を考えてから行動していますが、結論を先延ばしせずに手探りで試して「反応が良かった。悪かった」を事実として受け止めて、軌道修正をすぐにする柔軟さも大事です。
答えがない課題に対して、仮説ベースで手探りで試す。どんな結果がでても、間違った結果を学べたと、自身も周りも解釈し、次に活かしていく。
みなが学び続けてながら、答えのない中では、仮説に基づいて行動し、その結果から学んで、最善の成果を出していく。
この学ぶ貪欲さと、行動と結果の事実を受け入れる柔軟さを併せ持った組織を実現し、Ridge-i全体がアップデートされていく、素晴らしい一年を期待しています!